パリ10区のコーナーストリートに位置する、19世紀に建てられた古いビルの一階を改装したベーカリーショップ 『 Liberté, La Pâtisserie Boulangerie 』 は、有名店で以前ペストリーシェフとして活躍していた、Benoit Castel ( ベノイト・カステル ) さんが新オープンさせた個性的な街のパン屋さんです。
ガラス張りのドアにシンプルなロゴが、通りの人の足を止めるデザイン。外から確認できる今日のオススメボードに目が止まり、おいしいパンの匂いに誘われて、思わず中にすいこまれていきます。
扉を開けばそこは異空間、19世紀の古い内装を活かしたビンテージ感ただよう空間に、大理石のカウンターを構えた個性的な店内です。
味のあるアンティークのパン専用のストッカーをアイキャッチに、毎日焼き上げたできたてのパンが並びます。
古い蛍光灯が後ろのボロボロの壁を引き立てる、インダストリアルでビンテージ感をかんじさせるカウンターです。
天井にはネオン管を配置、古い天井との現代風のネオンがMIXされた、アートフルな空間となっています。
惣菜やジャム、飲み物などが配置された壁の棚は古い壁を活かした作り付けで、アンティークの図りやタイプライターを並べた飾り棚にもなっています。
19世紀のタイルをあえて活かした、美しい装飾も気になります。
シェフたちがせっせとパンを焼く工房はあえてオープンスペースで、後ろに並んだ材料を入れた容器や、職人たちの働きが見えるようになっています。
アンティークだけど美しい柱や天井の装飾がパリを感じさせ、広いガラスドアからは通りの様子がわかる、モダン・ビンテージMIXなテイストがたまりません。
椅子はあえてレッドカラーをえらび、パリのオープンカフェを想像させます。
古き良き時代のカフェと、現代のカフェのテイストがMIXされた、ローカルに愛されるベーカリーショップです。
フランスパンを代表とし、パリ市民には欠かせないベーカリーショップ。パリの朝は毎日、個性的なパン屋巡りなんて旅も発見と刺激がありそうですよね。
参照元 : Liberté: A Bakery with a New Aesthetic by Christine Chang Hanway – REMODELISTA